仮想通貨取引所は複数開設するべき？メリット・デメリットを解説！

複数の仮想通貨取引所を併用するべき？

仮想通貨に投資する方、NFTを購入した方にとって口座問題は避けては通れない問題になります。

結論を言うと、口座は複数開設しておいた方がいいでしょう。

理由としてはリスクの分散や取引の幅を広げられるので利用者にとってはメリットが多々あります。
コスト面（口座開設時の手数料や維持コスト）のデメリットは一切ありません。

取引所を利用してると突然メンテナンスが入り使えなくなることや、特定の取引所だけで扱う仮想通貨がある場合、予期せぬ「自然災害・地政学リスク」もあるからです。

いつ何が起こるか分からないので、すぐ対応出来るようにいつでも動ける準備だけはしておきましょう。

仮想通貨取引所を併用した際のメリット

取引できる銘柄が増える

日本では仮想通貨に規制があるので置いていい銘柄数が限定されています。

そのため仮想通貨取引所の取り扱い銘柄は、各社取引所によって大きく異なります。

一番種類の多いコインチェックでさえ置いていない仮装通貨を他の取引所が所有している事も全然あります。

そこでより多くの仮想通貨の取引をできる状態にするため、複数の取引所で口座を開設しておくことが大切になります。

一つの仮想通貨取引所だけを利用してると、限られた選択肢から投資先を選ぶことになり、投資チャンスを逃すことになりかねません。

他の取引所ですでに口座をお持ちの方でも複数の口座開設しておくことをおススメします。

利用できるサービスの幅が増える

仮想通貨取引所は、レンディング、ステーキング、自立積立サービス、等さまざまなサービスがあります。

その取引所独自のサービスが提供されているケースも。

ですから、複数の取引所の口座を開設する事によってそれぞれのサービスの「いいとこどり」ができるのもメリットです。

裁定取引（アービトラージ）が可能

裁定取引（アービトラージ）とは、仮想通貨の価格差を狙った取引方法のことを指します。

急な価格変動が発生した時に同じ通貨でありながら取引所間で価格差が生じることがあります。

この価格差を利用してある仮想通貨取引所で買って、すぐに別の仮想通貨取引所で売りに出すだけで利益を出すことができるのが裁定取引です。

裁定取引を行うことができる機会は非常に小さく多くのトレーダーがその機会を狙っているため初心者には難易度の高い投資手法とも言えます。

この取引方法を行うには複数の取引所を開設する事が不可欠になるので、興味がある方はなるべく多くの口座を用意するようにしましょう。

システム障害による機会損失を避けられる

仮想通貨の取引は、インターネットを介した電子取引システムになりますので、

通信トラブルやシステムメンテナンスのせいで、一時的にサービスが利用できず売り時・買い時を逃してしまうなんて事態も起こり得る。

そんなときに複数の仮想通貨取引所に口座を保有していれば、急な値動きにも柔軟に対応し、機会損失を減らす事ができます。

仮想通貨取引所を併用した際のデメリット

複数の取引所で口座開設することで、コスト面（口座開設時の手数料や維持コスト）のデメリットは一切はありませんが、
下記のデメリット・注意点があるので確認しておきましょう。

資金管理・リスク管理の難易度が上がる

1つの取引所だけを利用する場合。
自身の資産残高、保有している銘柄の種類やポジションの情報などを一目で把握できる。

複数の取引所を利用する場合。
それぞれの取引所の資産残高、保有している銘柄の種類やポジションの情報が複雑になリスク管理の難易度が上がります。

ただ最初は難易度が高いと思われるかもしれませんが、経験を積むと自分のスタイルが定まり慣れてくるので、あまり重くとらえる必要もありません。

IDやパスワードの管理の手間が増える

仮想通貨取引所で口座を開設する際は、セキュリティ対策から、どの取引所でもID（もしくはメールアドレス）とパスワードの設定が求められます。

そのため使用する取引所が増えると、IDとパスワードの数も増えるので取引所ごとの管理が求められます。

1つのIDやパスワードで使い回すことも可能ですが安全性の面からおススメできません。

確定申告時の手間が増える

取引所を利用して一定金額の利益が出た場合は、確定申告をする必要があります。

複数の取引所を利用した場合、それらの利益と損失について、損益通算を自分でやるので一苦労となります。

ただ、計算が面倒な方・取引回数が多い方は、自動計算ソフトやサービスを利用することで手間を軽減する事もできます。

併用する際におすすめの仮想通貨取引所３選

複数の口座を開く時におすすめ仮想通貨取引所は、以下の通りです。

コインチェック(CoinCheck)

コインチェックは金融庁に登録済みの暗号資産交換所であるコインチェック株式会社が運営してる取引所になります。

取り扱い通貨数が国内最大級で20種類以上の通貨を取り扱っています。

また、コインチェックは取引画面の見やすさと使いやすさが特徴になり、すっきりでシンプルなデザインで操作性の良いインターフェースが揃っています。

取引に慣れていない人でも楽に操作できる取引画面となっているため、誰でもすぐに慣れることができます。

スマホアプリのダウンロード数もNo.1になり、国内でたくさんの人に利用されており、非常に使いやすく好評です。

取引銘柄数	23種類
各種手数料	取引所：無料 販売所：無料 入金手数料：無料（コンビニ・クイック入金は770円～1,018円） 出金手数料：407円 スワップ手数料：約定金額(円)×0.04%～0.50％
セキュリティ	コールドウォレット 2段階認証 SSL暗号化
取引形態	取引所形式 販売所形式
最低取引金額	取引所：0.005BTC以上 かつ 500円(相当額)以上 販売所：500円(相当額)以上

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GMOコイン

取引銘柄数	24銘柄
各種手数料	取引所：無料 販売所：無料 入金手数料：無料 出金手数料：0円～400円 出金手数料は無料です。 大口出金（20,000,001円/回以上）の手数料は400円/回となります。
セキュリティ	コールドウォレット マルチシグ対応 サイバー攻撃対策
取引形態	取引所形式 販売所形式
最低取引金額	取引所：0.00001 BTC 販売所：0.00005 BTC

GMOコインは、GMOクリック証券で知られている「GMOインターネットグループ」が運営している取引所になります。

オリコン顧客満足度調査において、2022年には「暗号資産取引所ランキング総合No1」に選出されており、安全性にも優れています。

セキュリティ対策や取り扱い銘柄数の豊富さ、手数料の安さなどから定評があり、使いやすさから初心者～上級者まで、多くの人に支持されています。

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bitbank（ビットバンク）

取引銘柄数	38種類
各種手数料	現物取引（販売所）：無料、スプレッドあり 現物取引（取引所）：メイカー －0.02％、テイカー +0.12％ クイック入金：無料 振込入金：振込手数料は自己負担 出金手数料： 出金金額が3万円未満の場合 550円 出金金額が3万円以上の場合 770円
セキュリティ	コールドウォレット ホットウォレット ISMS認証取得
取引形態	現物取引（販売所・取引所）
最低取引金額	販売所：0.0001BTC

bitbankは2014年に設立された日本の仮想通貨取引所で、国内で高い評価を得ています。特に取扱銘柄数の多さや手数料の安さが魅力です。

また、ビットコイン（BTC）、 イーサリアム（ETH）、リップル（XRP）など主要な暗号資産を含む、38種類の銘柄を取り扱っています。初心者でも安心して、取引量の多い取引所でスムーズに売買を進められます。

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まとめ

今回は取引所を複数利用する場合のメリットとデメリット＆オススメの取引所を紹介しました。
結論、次のメリットから複数の取引所で口座保有しておくと良いです。

取引所ごとの長所を活かせる
より手数料が安い取引所を選べる
様々なアルトコインを取引できる
自分スタイルにに合った取引所を見つけられる
システム障害などによる機会損失を避けられる
取引所のハッキングリスクを分散する事ができる

複数持つことで生じるデメリットもあるけど、それらは主に資産管理やパスワード管理の手間、税金計算の手間が増えるものでコストがかかるという事ではありません。

継続してやると次第に慣れるものなので、基本的にメリットの方が凄く大きいです。

口座開設の手数料や維持コストはかからないので、ぜひいろいろな取引所で口座をつくり取引を実践してみて、自分のスタイルや目的に合ったところを探してみてください。

中でも、紹介した、コインチェック、GMOコイン、bitbank（ビットバンク）の3つが人気の取引所です。
これらは定番の取引所になりますので、この機会にチェックをしておきましょう。